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市政報告通信 vol.9

高齢者福祉

1.よりよい終活支援、伊丹市版エンディングノート情報集約化へ

1. エンディングノートへの付加項目 ①親心の記憶
2. エンディングノートへの付加項目 ②お家のLife Plan

伊丹市版のエンディングノート作成に向けて、私から昨年度3月議会にお伺いさせて頂いておりました。

一つ目は、障がいのある方やひきこもりの方などの支えている人がおられる、ケアラーさんの終活、民間では、『親心の記録』として作成が為されている、支える側の視点を含めた項目についてです。

二つ目には、空き家対策の事業における家のエンディングノートについて。
昨年の都市企業常任委員会にて案として作成されている『お家のLife Plan』を拝見しまして、子供の受験時期までのリフォームやお孫さんが生まれての産後の里帰り前に改修を終えようか、など目安となる家のプランニング、ご自身が最期を迎える家として選択されるのか否か、を考えていけるようなノートです。

佐竹質問
それぞれに立派な冊子ですが、情報分散化が懸念され、記載する側も大変ですので、情報集約化、またその先にはデジタル集約化が叶えばと考えます。
二つの記載項目を兼ねたエンディングノート伊丹市版の制作について、ご検討いただけますでしょうか。
当局回答
終活のスタートとなるエンディングノート考案を進めており、ノートの書き込みとは別に、豆知識の添付で終活そのものの知識を深めて頂く仕様も考えています。
障害福祉サービスの支援として、想いを書くことで安心感に繋げるための反映を検討していきます。
また、家の将来計画についても盛り込めるよう、担当課と調整して進めて参ります。
佐竹要望
支える方がおられる方の終活について、また家のことも踏まえたライフプランについて記載のエンディングノートを進めて頂けるということで、ありがとうございます。
今後は、その必要性の周知も踏まえて、活用推進の方法について考え提言して参ります。

地域

2.家屋被害における害獣対策と今後の未然防止策に向けて

佐竹質問

昨年度の予算委員会においても、環境クリーンセンターで統計を取っていただいております、相談件数、害獣そのものの頭数の予測値も増加傾向にあります。
今住んでいる家に棲みつかれてのご相談を、私も昨年度に頂きましたが、被害があってからの対応では、通年通りの予算措置ではいずれ追い付かなくなることは明白です。

また、アライグマやヌートリアなどの外来種でない害獣、イタチやハクシビンについては市における対応を行う対象外になることもあり、未然防止も踏まえた対策が必要と考えます。

害獣の出没地域の傾向や築年数30~40年といった、被害の対象に当てはまる可能性が高い世帯への重点的な啓発が件数増加に歯止めをかける一手になると考えますが、未然防止、予防策についてはいかがお考えでしょうか。

また、事後対応としての害獣対応において、限られた予算措置の中で考えておられる今後の対応策についてお聞かせください。

当局回答

捕獲に必要とされる箱縄は、兵庫県からの貸与を受け、更に未然防止として、箱なわ設置の協力についてアンケート実施の上で予防措置をしていく予定としています。

捕獲に必要な箱縄は兵庫県からの貸与で対応、未然防止としては、箱縄設置協力におけるアンケート実施の上で予防措置くださるとのことで、事後対応強化と並行した予防策の推進、各ご対応ありがとうございます。

佐竹要望

今後に向けて2点気になる点は、箱縄増設により、捕獲数の増加も想像ができますところで、予算措置について、今後も捕獲数推移を確認しながら考えていくべきと思います。

前前年度の農業振興事業費から、前年度の塵芥処理費への移行がありました中で、年度またいでの予算額は横ばいとなっていましたので、引き続き注視して参ります。

また、害獣対策として農林水産省からは、農作物被害、家屋被害、人的被害、生態系への影響という大きく4つの被害に分けられるとされています中で、昨年度3月議会、一般会計等審査特別委員会において、伊丹市では家屋被害の対策に一番重きをおいて尽力していくとの方針の回答をいただいておりましたので、建築指導課との連携を持って出来得る未然防止の事業施策についても引き続き考えていきたいと思っておりますので、今後また相談をさせていただきたく思っております。

商業

3.商業自立支援策、続くコロナ禍の横の繋がり強化を

コロナ禍での商店会発足や加入促進に向けた取り組み

商業施策はなかなか積極策を打ち出せない時期にあり、今年度は商業支援に充てられる臨時交付金の使い道としまして、プレミアム商品券発行、商店会の活用促進に向けて、施策事業の考案に尽力いただいていることお伺いしております。

実際の店舗では、商店会や団体に入られているところでは補助金やコロナ禍できるアイデアを共有され、加入されていない店舗は情報に追いつけず、その差異が想像以上に大きいものと感じています。

佐竹質問
コロナの継続における自立支援策の一つとして、敢えて繋がりを強化する策として、新しい商店会発足や、商店会の加入店舗促進に向けての動きが必要と考えておりますが、当局担当課としてどのようにお考えになられますでしょうか。
当局回答
コロナ禍という困難な状況の中、横のつながりの醸成を行い情報連携に努めることが必要と感じています。
商店会との協議や情報提供の機会を通して、加入率向上への取組支援とともに、新たな商店会等組織の発足についても積極的に支援し活性化に繋げていきたいと考えております。​
佐竹再質問
新しい商店会発足や商店会の加入店舗促進に向けて、前向きなご答弁ありがとうございます。
「商店街等活性化補助金」につきましてですが、昨年度は補助上限額を通常の50万円から150万円に引き上げるとともに、補助率を3分の1から定額補助へと切り替えていただきました。
申請数も増えたとのことでしたが、その理由についてどのようにお考えでしょうか。
当局回答
申請件数は元年には9商店会から15の事業であったのが、令和2年度には14商店会から21の事業で申請があり、5商店会、6事業の増加となりました。
コロナ前まで積極的に活動されていなかった商店会においても、自ら商店会を盛り上げようとする機運が高まり、イベント等を企画し、実施されているためと考えております。
佐竹再質問
コロナ禍において、より加速した動きを見せた商店会が多かったという実績であったといえると思います。
「商店街等活性化補助金」それによる経済効果や、地域の商店の皆様の意識の変化というところについては、どのような見解をお持ちでしょうか。
当局回答
補助金経済効果は具体的数値でお示しするのは難しいが、コロナ禍で落ち込んだ地域商業の活性化、にぎわい創出につながったと感じています。
アプローチとしては、複数組織での共同開催やウィズコロナを考慮したデジタル技術活用などのイベント開催で効果的・効率的な活動の可能性を意識されたのではないかと思います。​
佐竹再質問
イベントや企画内容と同様に、この商店会発足に向けた動きについても、中心市街地と、その他の地域では取り組み方も異なるように思っております。
共通項が多い地域には追随させる方法もあり、また一方では、地域差を考えた、その地域に応じた商店会活性の方法を検討する必要があると考えます。
地域の差異を踏まえての各商店会活性の方法については、どのような検討をされていますでしょうか。
当局回答
中心市街地では、多くのイベントがあり、市街地外の地域では、組織形成がまだできていないところもあり、単独でイベント等を実施している場合もあると認識しています。
本市としては、伊丹商工会議所や伊丹商店連合会などの関係団体との連携も伝え、適切な支援に繋げていきたいと考えます。
佐竹要望
中心市街地と他地域において、相互の理解促進を行うことで、他地域の盛り上げ方からのヒントを得られることや共同での市内全域の盛り上げにも寄与することと思います。
今回の補正予算にあがっている事業、施策推進の中心が、前回と同様に商店会になっていますが、前年度から規模感も大きくなると聞いております。
既存の商店会活性化事業の実施と併せ、商店街内部の動きと共に相乗効果が商店会に生まれるような動きを今後加速させられるよう、進めて参りたいと考えておりますので、続きは総務の委員会にてお話させていただきたいと考えます。

教育

4.学校間格差をなくす運動会などの学校行事開催を目指して

昨年9月議会にてもお伺いをしておりました、学校間格差をなくす運動会について、文部科学省からも、今年度は工夫して実施という方針を示され、各学校現場でもご議論があることと思います。
昨年度は、2学年毎の運動会実施、リレーのみの実施、体育の授業参観、など対応が学校毎に分かれました。

運動場の広さや学校規模、児童生徒数により致し方ない要素もございますがこどもたちにとっても保護者にとっても思い出となるイベントであるため、できる限り方向性を定めて足並みを揃える対応が今年度叶えば、まだ長引く可能性のあるコロナ禍における運動会への満足度があがるように思います。

佐竹質問
今年度の運動会開催に向けて、学校間格差をなくす対応としてどのように協議をなされていますでしょうか。
当局回答
学校行事における何よりこどもたちの安全の確保を考えなければなりませんので、緊急事態宣言下での運動会実施は自粛、内容面としては近距離で組み合い、接触する演技は避ける、開閉会式を行う場合は内容を精選して最小限にして自席での対応としています。
安全面考慮の対策、参観者の制限、種目の制限などを最低限の統一項目として、対応をいたします。
佐竹要望
各学校の地域差として、児童生徒数、学校規模、グラウンドの広さなども考慮いただいた上で、安全面考慮の対策、参観者の制限、種目の制限などを最低限の統一項目として、ご対応を頂いていることを確認させて頂きました。
更に、コロナ禍2年目というところで、リモートによる開閉式の観覧や保護者観覧の分割などの工夫などの考案につきましても、保護者の皆様や児童生徒の思い出作りのためにご尽力頂いた過程についても、積極的にお伝えしていき相互に理解が深まる行事になればと考えております。